社会政策学会 第22期幹事会 第2年度記録


*第11回
(1993年9月25日)
*第12回
(1993年11月6日)
*第13回
(1993年11月7日)
*第14回
(1994年2月7日)
*第15回
(1994年4月28日)
*第16回
(1994年5月27日)
*第17回
(1994年5月28日)
*文書館入り口


第11回幹事会記録

日 時 1993年9月25日
場 所 専修大学

[出席者]
相沢与一、石畑良太郎、伊藤セツ、加藤佑治、菊池光造、栗田健、島崎晴哉、高橋祐吉、二村一夫、牧野富夫(オブザーバー 上井喜彦)

[報告事項]
1.会員の退会について
川野広会員(関西大学)が退会された。
2.会員の死去について
 敷田礼二会員(立教大学)と篠原恒会員(東海大学)が死去されたため、本部からご遺族に弔文ならびに弔電をさしあげた。
3.現在会員数について
  現在の会員数は859名である。
4.研究大会時の総会の開催について
 プログラムに総会の開催を記載すべきところ、本部のミスでもれてしまったので、あらためて全会員に本部から知らせることにした。総会の開催日時は11月6日17時〜17時45分としたい。総会の主要な議題は、日本学術会議会員の推薦の件であるが、その他として学会賞に関する件を取り上げる予定である。
5.日本学術会議への申し入れについて
 前回の幹事会において、日本学術会議会員の推薦手続きに関する要望書を直接会長に手渡してはどうかとの意見が出されたので、その後本部として同封の資料に示したような活動をおこなってきたことが、代表幹事から報告された。同行された石畑幹事の感触などもふまえ、今後本部として次のような方向で努力することになった。
@11月以降に予定されているという説明会に出席し、社会政策学会としての要望を公の場で説明する。
A他の学会に働きかけて、連名の要望書を会長宛に提出する。
B他の研連ではどのような手続きで会員を推薦しているのか明らかにするよう、事務局に要望する。

[協議事項]
1.新入会員の承認について
  栗田明良(労働科学研究所)氏の入会が承認された。
2.第88回大会の共通論題について
 菊池幹事から、共通論題をめぐる問題状況および報告テーマを紹介してもらい(同封資料参照)、各テーマにふさわしい報告者についても議論した。なお今後の折衝等については、菊池幹事に一任することにした。
 なお、共通論題の報告者として名前のあがった会員が、すでに分科会の報告者としてあげられているので、その調整については本部がおこなうことになった。
3.「学会賞」の設置について
 「学会賞」を設置に関してフリートーキングをおこなった。この件については、本部が叩き台として用意する試案をもとに、研究大会時に開催される幹事会であらためて議論することにした。なお、できるならば本部試案を全幹事に事前に配付しておいてはどうかとの意見も出され、そうすることになった(同封資料参照)。
4.次期本部校について
   次期本部校は法政大学が引き受けることになっているが、その最終的なつめについては二村幹事に依頼することにした。
5.文部省科学研究費審査委員の推薦について
   代表幹事から、第二段審査委員としてすでに牧野幹事が推薦されているが、幹事会前に新たにもう一人推薦する必要が生じたため、大沢幹事に依頼したとの報告があり、幹事会として了承した。
6.その他
 石畑幹事から、学会の会則に不備な点がありまた「申し合わせ事項」も余りに多すぎるので、この際会則を整備してはどうかとの意見が出された。石畑幹事の協力もえて、今後本部として検討することにした。



第12回幹事会記録

日 時 1993年11月6日
場 所 熊本商科大学

[出席者]
相沢与一、荒又重雄、石畑良太郎、伊藤セツ、井上吉男、加藤佑治、菊池光造、熊沢誠、栗田健、島崎晴哉、下山房雄、清山卓郎、高橋祐吉、竹中恵美子、戸塚秀夫、西村豁通、二村一夫、牧野富夫(オブザーバー 上井喜彦)
 高島道枝幹事は、年報編集委員会に出席したために欠席

[報告事項]
1.現在会員数について
現在会員は859名である。
2.自然退会候補者について
 以下の5名の会員が自然退会候補者となっているので、関係の幹事から会費の納入を働きかけてもらうことにした(資料参照)。
  石本忠義(日本大学)、木村和世(関西大学)、小出信夫(法政大学)、降矢憲一(日本大学)、村橋克彦(横浜市立大学)
3.経済学会連合評議員からの報告
  伊藤幹事から第2回評議員会の報告があった(資料参照)。
4.経済政策研連委員からの報告
  栗田幹事から第7回シンポジウムについて報告があった(資料参照)。

[協議事項]
1.新入会員の承認について
   中村輝子(立正大)、高木和美(福井県保健医協会)両氏の入会が承認された。
2.第16期日本学術会議会員候補者の推薦について
 これまでの経過を踏まえ、幹事会としては栗田健幹事を候補者に指名し総会に諮ることにした。
なお、推薦人は荒又重雄、加藤佑治、戸塚秀夫の3名の幹事にお願いすることにした。
3.日本学術会議への選挙制度の改善に関する申し入れについて
代表幹事からこの間の経過に関して説明を受け(資料参照)、今後の対応について協議した。その中で、手紙にある「推薦人会議の運営要綱」を公表させるとともに、他の研連に対する働きかけを強めるべきではないか との意見が出された。当面は、各幹事の身近にいる他の学会の推薦人をつうじて、他の研連における選出方法を明らかにすることにした。
4.国際交流小委員会からの提案について
委員長の栗田幹事からEISS(EUROPEAN INSTITUTE OF SOCIAL SECURITY)およびEALE(EUROPEAN ASSOCIATION OF LABOUR ECONOMISTS)に団体加盟したいとの提案があり了承された(資料参照)。
 今後、団体加盟した場合の権利・義務を両団体に照会し、特に問題がなければ来年度中に加入手続きを完了させる予定である。  
5.「学会賞」の設置について
懸案事項となっていた「学会賞」について、本部校の提案をもとに議論した。その中で、選考委員会の構成を再検討すべきではないか、授賞点数を弾力的に考えるべきではないか、授賞対象を図書に限定するなどしてしぼるべきではないか等々の意見が出された。さらに、設置すべきかどうか根本に遡って検討すべきであるといった意見もあって議論がまとまらなかったため、翌日の幹事会で引き続き議論を継続することにした。
6.名誉会員の推薦について
 江口英一(中央大学)、坂寄俊雄(日本福祉大学)の両会員を名誉会員に推薦したいとの提案があり、了承された。会則第7条にもとづき総会に提案することになった。



第13回幹事会記録

日 時 1993年11月7日
場 所 熊本商科大学
[出席者]
荒又重雄、石畑良太郎、伊藤セツ、井上吉男、大沢真理、加藤佑治、菊池光造、熊沢誠、栗田健、島崎晴哉、下山房雄、高橋祐吉、竹中恵美子、戸塚秀夫、西村豁通、二村一夫(オブザーバー 上井喜彦)
 高島道枝幹事は、年報編集委員会に、相沢与一、清山卓郎幹事は地方部会代表社会議に、牧野富夫幹事は報告者打ち合わせ会に出席したために欠席

[協議事項]
1.新入会員の承認について
  清水巌(九州大)氏の入会が承認された。
2.推薦人の補欠について
推薦人の補欠を石畑良太郎幹事にお願いすることにした。
3.第88回大会(埼玉大学、94年5月28〜29日)に関する件について
菊池幹事から資料にもとづいて報告を受け、以下のテーマ及び報告者を了承した(テーマは仮題)。
 「日本社会におけるホワイトカラーの位置」三宅明正(千葉大)
 「技術革新・産業構造の変化とホワイトカラー」 亀山直幸(日本労働研究機構)
 「日本的人事・労務管理とホワイトカラーの人材形成・キャリア」中村 恵(神戸学院大)
 「女性ホワイトカラーの現状と問題点」 大森真紀(立教大)
 「『日本型企業社会』とホワイトカラー」 永野 仁(明治大)
 「ホワイトカラーと労働組合・労働運動」 牧野富夫(日本大)
  なお、「高齢者雇用と年金改革」の分科会については、担当の下山幹事から報告者は神代和欣、横山和彦、庄司博一会員に決定したとの報告があった。「アジアの労働問題」の分科会については、担当の山本会員が中国と韓国の研究者に報告を依頼し、もう1名は折衝中であるとの話が戸塚幹事から紹介された。
4.会則の整備について
石畑幹事から、会則に関する了解事項や申し合わせが相当数にのぼっているので整理するとともに、この機会に問題となるような事項について改正してはどうかとの提案がなされた(資料参照)。他の幹事からも、いくつかの問題点が指摘されたので、本部が石畑幹事の協力を得て改正案を次回の幹事会に提案することになった。
なお、これまで大会開催校が作成していた「出席会員名簿」は、その必要性が余りないので次回から作成しなくてもよいことにした。
5.次期本部校について
次期の本部校は、法政大学で引き受けてもらうことになった。その具体的内容については、二村幹事におまかせすることにした。
6.「学会賞」の設置について
 前日に引き続き「学会賞」の設置について議論し、幹事会としては設けることで合意をみた。ただし、いくつかつめなければならない問題が残さ れているので、細部については次回大会時の幹事会で確定することにした。なお議論の中で、選考委員会の構成については、選考分野を考慮して幹事会で委嘱する、選考委員名を公表する、選考経過を公表する、人数は余り多くしない、交代制とする、委員会の交通費を支給する、などの意見が出された。また、授賞候補作品の選定については会員全員を対象としたアンケートによるものとし、業績リスト作成の際のアンケートにあわせて実施してはどうかとの意見も出された。

第14回幹事会記録

 日 時:1994年2月7日
 場 所:専修大学

[出席者]
石畑良太郎、伊藤セツ、加藤佑治、栗田健、佐口卓、富沢賢治、高橋祐吉、二村一夫、牧野富夫(オブザーバー 上井喜彦)

[報告事項]
1.自然退会候補者について(資料参照)
  昨年4月にすでに3年間会費を滞納している5名の会員のうち、納入の意思を示している1名の会員を除いて、残り4名を自然退会したものとみなすことにした。またリストにあがった自然退会候補者に対しては、幹事からも会費の納入を働きかけてもらうことにした。
   なお、外国を本拠としている研究者が日本から帰国後連絡がとれなくなるケースが生まれているので、推薦者には、学会に加入する際に継続する意思があるのかどうか確認してもらうべきではないかとの意見も出された。
2.第16期学術会議会員候補の推薦に関する件について
   代表幹事から、資料にもとづいてこの間の活動についての報告があった。社会政策学会からの会員選出方法の改善に関する申し入れに対し、賛同の意思を明らかにしている学会が現在5学会あり、それらの学会については候補者、推薦人が判明している。もしも他に賛同を求められる学会があることがわかった場合には、本部まで連絡して欲しいとの要望がなされた(資料参照)。
  なお栗田幹事から、他学会に働きかける際の社会政策学会としての基本的な考え方を確認しておいてはどうかとの提案があり、議論の上3点の確認事項を了承した(資料参照)。
3.会則の改正について
  石畑幹事に依頼してある会則等の改正作業は、現在継続中でありまだ成案をみていない。3月末までに具体的な改正案をとりまとめ、事前に改正案を幹事に送付して検討しておいてもらい、学会前日に開催される幹事会の場で審議することにした。幹事会で改正案が了承されれば、翌日の総会に諮ることになる。
4.第88回大会の準備状況について
   埼玉大学の上井会員から、大会の準備状況についての報告があった。なお、大会前日の幹事会は、専修大学で開催してもらいたいとの依頼があり、了承された。
5.国際学会への加盟について
   国際交流委員会の栗田幹事から、その後の経過について報告があった。「ヨーロッパ社会保障学会」(EISS)と「ヨーロッパ労働経済学会」(EALE)に加入条件等を問い合わせたところ、EISSからは早速連絡があった(資料参照)。総会の場で会員にその内容を紹介し、そのうえで加盟を決定することにした。EISSの加盟費は4〜5万円程度なので、EALEの分も含めて次年度の予算に計上することにした。

[協議事項]
1.入会申込者について
    秋龍氏(佛教大学大学院)の入会を承認した。
2.第88回大会について(資料参照)
   テーマ設定分科会「アジアの労働問題」の3名の報告者が確定した。また、1月末締め切りで自由論題報告者を公募したところ、8名の会員から応募があった。応募者全員に報告してもらうことにしたために、自由論題分科会は3分科会となる。自由論題分科会についても、あらかじめ座長を決めておくことにした。
3.外国人学者招聘滞日補助の申請について
   日本経済学会連合の外国人学者招聘滞日補助申込者の推薦をお願いしたところ、西村幹事からヨーク大学のJonathan Bradshaw教授を推薦したいとの申し出があった。推薦はこの1件だけだったので、学会として同氏を推薦することにした。
4.第90回大会について
   第90回大会の開催校がまだ確定していないので、早急に本部から具体的に打診することにした。 
5.高島幹事からの提案について(資料参照)
   同封の資料にあるような非会員からの意見について、他学会の状況なども踏まえながら議論した。大会の報告者である非会員からも懇親会費を徴収してしまったのは本部の不手際だったので、この点についてはお詫びをして懇親会費を返すことにした。ただし、交通費の支払いについては異論も出されたので、報告を依頼した非会員への対応については、今後引き続き検討することにした。
6.その他
   次期の編集委員長を予定されていた埼玉大学の上井会員が夏からアメリカに留学するため、代役として高橋祐吉氏に編集委員を委嘱することになった。



第15回幹事会記録

 日 時:1994年4月28日
 場 所:専修大学

[出席者]
石畑良太郎、伊藤セツ、大沢真理、加藤佑治、栗田健、佐口卓、島崎晴哉、高島道枝、高橋祐吉、戸塚秀夫、二村一夫、牧野富夫(オブザーバー 上井喜彦)

[報告事項]
1.第88回大会の準備状況について
4月28日にはプログラムも発送されることになっており、準備は順調に進行しているとの報告があった。なお、第3回幹事会の決定にもとづき、88回大会から役員選挙を大会初日の昼食休憩前に実施することにした。会則では役員選挙は総会で行うことになっているため、総会を2回にわけて行うこととした。
2.国際交流小委員会からの報告
 栗田幹事から国際学会への加盟に関する経過が報告された。ヨーロッパ社会保障学会ならびにヨーロッパ労働経済学会への団体加盟については、その意向がすでに了承されているが、ヨーロッパ社会保障学会については加盟手続きの書類が送られてきたので、これにしたがって手続きをとる旨報告された。またヨーロッパ労働経済学会についてもコンタクトがとれているので、加盟手続きの書類が送られてくる見通しであるとの報告があった。
 なお、両学会とも年会費が5万円程度かかるためめ、95年度からは予算に国際学会費として10万円程度計上する必要があるが、94年度は予備費で支出してはどうかとの提案があった。
3.経済政策研連委員からの報告
 栗田幹事から研連の活動状況について報告があった。現在のシンポジウム中心の活動は問題が多いとのことであった。なお、他の学会のほとんどは会長が研連委員となっており、その方が望ましい面もあるので、社会政策学会でも考慮してはどうかとの提案があった。
4.外国人学者招聘滞日補助について
 代表幹事から、日本経済学会連合にヨーク大学のJonathan Bradshaw教授を推薦し、補助を受けることができたとの報告があった。

[協議事項]
1.入会申込者について
 星村博文(法政大学)、長谷川伸子(九州大学大学院)両氏の入会を承認した。
2.第88回大会総会について
 94年度の予算案について議論した。議論のなかで、郵便料金の値上げにともなって交通・通信費を増やす必要があるのではないか、国際学会への加盟や学会賞の設置にともなう費用を予備費として計上しなければならないのではないか、93年度のペースで繰越金が減少すれば、会費の値上げは避けられないので、その点を会員にアナウンスしておく必要があるのではないか、といった意見が出された。議論の結果、総会で国際学会への加盟や学会賞の設置が認められたならば、その時点で預り金を予備費に繰り入れてまかなうこととし、94年度は会費値上げの提案は行わないこととした。
3.会則の整備について
 この件については、代表幹事から協議ということではなくフリーディスカッションということで議論してもらいたいとの話があり、石畑幹事が作成した改正案の説明を受けた。石畑案は、まず基本となる会則を整備し、次に施行細則等の整備を行い、さらに抜本的な改革が必要となればそのうえで行うとの提案であった。また、会則にさまざまな了解事項を盛り込むとかえって会則が煩さになるので、現在の会則を土台として整備したいとのことであった。
 議論では、石畑案は会則の整備と改革を一緒にしているので、今回は整備に限定してはどうか、整備といいながらそこに改革案を盛り込んでいるのはまずいのではないか、整備だけならば現在それほどの不都合もないので、やはり改革を重点にしてはどうか、改革をやるというならば会員の意向を確かめなければならないので、アンケートをとるとかプロジェクトチームを組むとかの措置が必要ではないか、改革といっても何が問題なのかはっきりしない、手続き論だけではなく何のための改革なのかはっきりさせるべきではないか、年2回程度の会報を出すなど、会員間のコミュニケーションを密にするような改革も必要なのではないか、石畑案は改革の作業のなかで十分にいかしていくことができるのではないかといった意見が出された。
 なお、次回の幹事会で改革の進め方についてつめることにした。
4.第90回大会の開催校について
 代表幹事から、打診の結果成城大学で引き受けてもらえそうであるとの報告があった。
5.日本学術会議第16期会員選出問題について
 代表幹事からその後の経過について報告があった。当選の見通しがないわけではないので、今後ともさまざまなルートで推薦人に働きかけていく必要があるとのことであった。



第16回幹事会記録

 日 時:1994年5月27日
 場 所:専修大学

[出席者]
相沢与一、伊藤セツ、大沢真理、加藤佑治、菊池光造、栗田健、佐口卓、島崎晴哉、下山房雄、清山卓郎、高橋祐吉、竹中恵美子、戸塚秀夫、西村豁通、二村一夫、牧野富夫

[報告事項]
1.第88回大会の準備状況について
プログラムにミスがあったので、大会の冒頭で謝罪し訂正することにした。
また、今回は幹事、年報編集委員から昼食代を徴収することにした。

2.第16期学術会議会員の推薦決定状況について
 代表幹事と戸塚幹事から、5月16日の会員推薦決定状況について詳細な経過報告が行われた。栗田幹事は残念ながら補欠であったため、現状をどう評価し今後どのような対応をとるべきなのか議論した。推薦決定に関わる資料を公開せず、協議を遮断したスケジュールで、完全連記制で投票が行われ、しかも過半数を得票しないと当選できないという仕組みに批判が集中した。今後の対応としては、当日議長から引きだした約束を活用して、経済政策研連の場で選挙制度について議論していくとともに、学術会議に対して先の問題点を指摘して批判しておくことが必要ではないかとの意見が出された。そのため、代表幹事が今回の推薦人および前回の推薦人と協議しつつ、意見書をとりまとめることにした。なお、今回の推薦決定に関する経過を代表幹事がまとめたので、この文書を本部に保管しておくことにした。

3.次期本部校、次期大会開催校について
 代表幹事から、次期本部校は法政大学となり、代表幹事には二村一夫幹事が予定されていること、また次期大会開催校には成城大学を予定しており、現在折衝中であることが報告された。

4.労働組合分科会の責任者の変更について
 次期から労働組合分科会の責任者が山本潔会員から佐口和郎会員に交替することになった。

[協議事項]
1.新入会員の承認について
 柴田謙治(愛知教育大学)、櫻井幸男(大阪経済大学)、清水弥生(大阪府立大学大学院)、加瀬谷まゆみ(労働調査協議会)、焦培欣(中央大学大学院)、星真実(同)、宮本悟(同)、二木立(日本福祉大学)の8氏の入会が承認された。

2.学会賞について
 本部が用意した学会賞の規程案を検討した。議論の結果、選考委員の任期は2年とし、重任しないものとするとともに、奨励賞の年齢制限をはずすことにした。また、規程案が総会で認められた場合のことを想定し、幹事会が委嘱する選考委員の人数を4名(今回のみ任期1年の委員2名と任期2年の委員2名)とすることにし、伊藤、栗田、清山、竹中の4幹事に選考委員のノミネートを依頼した。

3.学会の改革について
 役員選挙のあり方をはじめとしてさまざまな改革案が提起されているので、新本部に1年間かけて問題点を整理してもらい、今後の改革の進め方についても提案してもらうことにした。

4.その他
 役員選挙のための選挙管理委員として、相沢与一、清山卓郎、中山徹、藤田実、山本補將の5会員を指名し、総会の議長を西村幹事に依頼することにした。



第17回幹事会記録


 日 時:1994年5月28日
 場 所:埼玉大学

[出席者]
相沢与一、荒又重雄、石畑良太郎、伊藤セツ、井上吉男、大沢真理、加藤佑治、河越重任、菊池光造、栗田健、佐口卓、島崎晴哉、下山房雄、清山卓郎、高橋祐吉、竹中恵美子、戸塚秀夫、二村一夫、牧野富夫

[協議事項]
1.決算報告、会計監査報告
 代表幹事から93年度の決算報告が、また佐口監事から会計監査報告があり、ともに了承された。

2.新入会員の承認について
 後藤實(労働経済調査研究所)、篠田武司(立命館大学)、植田章(佛教大学)の3氏の入会が承認された。

3.学会賞について
 伊藤、栗田、清山、竹中の4幹事からノミネートされた選考委員をめぐり議論した。その結果、加藤佑治、栗田健、竹中恵美子、西村豁通の4幹事に選考委員を委嘱することにした。

4.金井信一郎会員(明治学院大学名誉教授)を名誉会員に推薦することが了承された。

[報告事項]
 秋の第89回大会は、11月5〜6日にかけて「今日の生活と社会保障改革」をテーマに佛教大学で開催されることになった。







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